[小ネタ]IP MessengerをSlackに通知して業務効率Up!
こんにちは、久住です。
最近DXという言葉が世間で多く聞かれるようになり、私も個人的にメール・電話をなるべく使わない業務(プライベートも含む)をトライしています。
そんな中、今日はLAN内のプライベートIPでメッセージを送受信するIP Messengerのちょっと便利な機能を紹介します。
企業によってはセキュリティの観点から推奨されないこともありますので利用する場合は社内のセキュリティ担当に確認の上、活用してみてください!
はじめに
IPMessengerはLAN内でメッセージ送受信をする場合に使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方で、LANに閉じたメッセージとなるので外出時に受信を気づけない・個別のやりとりで属人性が増してしまう等、メッセンジャーの多用はいざ不在の時に影響が大きくなることもリスクとしてあります(経験談)
そこで、IPMessengerのSlack転送機能を利用してIPMessengerの受信メッセージをSlackにWebhookで転送してみます。
Slack設定
SlackのApp管理画面からカスタムインテグレーションの設定を実施します。
※カスタムインテグレーションの設定は最近非推奨となりましたがとりあえず試しでやってみます。
カスタムインテグレーションのIncoming WebhookにIPMessenger用の設定をインテグレーションを追加します。
Webhook URLはIPMessenger設定時に必要となるので控えておいてください。
IPMessenger設定
IP Messengerに下記の通り設定します。
- 転送モード:転送(常時)
- Slack用/汎用:Slack用
- #チャンネル名/@ユーザ名:転送先のチャンネルもしくはユーザ名
- IncomingWebhookURL:Slackで設定した際に控えたWebhookURL
※v4.70から「受信転送(Slack等)」が追加されたので、それ以前のversionを使っている方はVersionUpしてください。
転送確認
IPMessengerから自分に対して送ってみます。
Slackにもちゃんと届きました!
最後に
IPMessengerは便利な一方で、Slack等とは違いオープンなコミュニケーションを目的としません。今回試したSlack連携では(そんな場面はないと思いますが)Publicチャンネルに流せばまるっとお見通しになりますし、何より未開封の状態でSlackで内容を見ることができるので、個別のやり取りに時間を取られることも少なくなります(悪用厳禁!)
冒頭にも記載しましたが、セキュリティの観点で推奨されなかったり、そもそもIPMessengerの利用が制限されている企業もあるかと思いますので、利用する際は確認の上、試していただけると幸いです。
ちなみに添付も試しましたが、添付ファイルは送付されませんでした。